TRNSYSには、複数室の温熱シミュレーションモデルを作成するウィザードがついています。
これを使えばモデルがさくっと作成できます。
ただし、このウィザード、海外の気象データで作成されます。
このため、日本の地点で計算する場合、一旦海外の気象データのままでプロジェクトを作成した後、拡張アメダスリーダーのコンポーネント(type99-AMeDAS)と差し替える必要があります。
TRNSYS17.0019までは気象データのコンポーネントを[Replace]すれば一気につなぎかえがすんでいましたが、TRNSYS17.01からはWizardで使用している気象データのコンポーネントがType109からType15への変更されたため、自動でつなぎかえてくれない項目がでてきます。
なんで変更されたかというと、日射量の処理を内部でやってくれるようになったから。
詳しくはこちら。
Radiationとの接続ができていないよメッセージがどっさり表示されますが、これは画面出力用にしか使用していないので、接続は不要です。
複数室の温熱計算のコンポーネント(Type56)に外気温、相対湿度と天空温度を接続すればOKです。
天空温度(TSKY)は、Type33cとType69を用いて接続すればOK。
接続後はこんな感じ。
ちょっと作業が必要になったとはいえ、便利になったと思う今日このごろです。
以上、Over !!