2013/01/24

TRNSYSコンポーネント 後から変数を追加(INPUT編)

自分でTRNSYSのコンポーネントを作成する場合、まず プロフォルマ(コンポーネントのGUIとなるもの)を作ってソースコードを書き出します。

その際、ソースコードには、PARAMETERS, INPUTS, OUTPUTSの項目の基本設定も一緒に書き出されます。

でも実際、結構気をつけて作ってても、後から、あ、この変数作るの忘れてらー。とか、この出力追加したーい。となることがほとんど。

そんなに作りこんでいないときなら、一から書き直しでもいっかーと思いますが、結構作りこんだあとに、変数追加となると、ちょっと面倒くさい。

そんなときは、プロフォルマだけ上書き保存してソースコードに直接書き加えればOk。

図のようにコンポーネントのInputにVi, Voを追加したい場合。

以下、ソースコードの中にあるコメント文で探してね。

(1)! INPUTS
型の宣言をします。
変数はすべて、DOUBLE PRECISION で宣言します。
例:
DOUBLE PRECISION Vi
DOUBLE PRECISION Vo

(2)!Do All of the "Very First Call of the Simulation Manipulations" Here
Call SetNumberofInputs(2)の数字を変更します。
数はInputsの総数を設定します。
例:
Call SetNumberofInputs(4)

(3)!Do All of the First Timestep Manipulations Here
(1)で宣言した変数がINPUTSの何番目にあたるかを設定します。
例:
Vi = GetInputValue(3)
Vo = GetInputValue(4)

(4)!Read the Inputs
(3)と同じ内容を書く。
例:
Vi = GetInputValue(3)
Vo = GetInputValue(4)

これでInputsの変数として使えるようになります。

ちなみに、変数名をabsなど予約語をつけないように注意~♪
以上、Over !!