2012/04/13

間仕切り壁の取扱い

SolarDesignerは、単室モデルで計算します。

一棟を一室とみたてて計算したり、ある特定の部屋に着目して計算すればOKなので、一室だけー?と思うかもしれませんが、意外と小回りがきくすぐれものです。

今回はある特定の部屋に着目した場合のお話し。

例えば下の図のようなプランで、RoomAを計算したい場合。

おやっ。

外壁の入力は迷わないけど、RoomAとRoomBの間の壁って。。。。?



デフォルメの方法としては、こんな感じ。

・蓄熱材はとなりの部屋と半分ずっこ。ということで厚さを半分設定します。
・となりの部屋と熱のやりとりはしないものとして断熱材1m設定します。
・その壁には日射はあたらないものとして室外側の日射吸収率を小さくします。

絶対断熱にする。と言ったりもします。



要は、熱のやり取りの縁が切れればいいので、1mでも2mでもいいのですが、これが20mともなると話がかわってきます。
断熱材も比熱をもっているので、容積が増えれば熱を蓄えます。

ということで、私の場合は断熱材の中でも容積比熱が小さいGW10Kを1m設定しています。
これだと、あとからみても絶対断熱を設定したんだなーってわかるし。

こんな感じ。↓


ちなみに、TRNSYSでもESP-rでも同じようにマンションの1住戸を対象といった計算が可能です。
この場合はIdenticalという設定をします。

この辺はまたいつか。

以上、Over !!